デザイン系レセプション

デザイン系のレセプションにお誘いいただく。
ここでも「地球環境問題」が理解を得やすい主題となっているような印象を持った。唐突だが、人間のものづくりという作業は、古代ギリシアアリストテレスの四因論(形相因、目的因、作用因、質料因)が大雑把にいって当てはまるような気がするが、どうだろう。
日本やイタリアといったやや遅れて工業化を始めた国は、世界市場に売り込みを計るため、独自のモダンデザインを展開してきた。市場(つまりモダン)と共約点のないまったくの独自製品では市場に参入できないし、先行している他国とまったく同じものであれば、商品としての存在価値がなくなる。市場と共約しつつ、独自性を確保するため、それぞれのモダンデザインが発展してきたともいえる。その市場の、このところの大きな要(作用)因は「地球環境問題」ということになる。
「地球環境問題」が商品価値(剰余価値)となること自体が、果たしていいことなのかどうか。
都築響一、柏木博、茂木健一郎の各氏にお目にかかる(ちなみにお三方のうちで最も腰が低かったのは茂木さん、aha! たまたまだったのかもしれませんが。茂木先生、ご自宅をご計画のときは、ぜひとも一声おかけください(揉み手+擦り手+スマイル))。


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