2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2009-2-04でも書きましたが建物の高さを規定するものの一つに道路斜線があります。 その道路斜線の壁面後退による緩和という手法が登場したのは中曽根民活時代だったと思います。壁面後退距離に応じて道路の反対側から立ち上がる道路斜線制限がスライドし、…

鹿島茂「モードと建築-ベンヤミンに倣い」@東京都庭園美術館を拝聴する。 以下は個人による備忘録。 後期ベンヤミンの『パサージュ論』等による、19-20世紀初頭における建築とモードについてのレクチャー。 (資本主義とは)個人は目覚めていながら集団とし…

世阿弥編 『花伝書(風姿花伝)』川瀬一馬校注、現代語訳、講談社文庫、1972 日本の芸人の芸道を説いた古典のひとつで、いまごろ読んでいるのかという必読書の類である。芸人の心得部分を別として、個人的に興味深い点をいくつか。 「第六、花修に言う」では…

ものの本によると、街路の幅と建物の高さの快適な関係は1/1から6/1なのだそうです。日本語の本ではないので、そのままでは日本には当てはまらないのかもしれませんが、これほどゆとりのある街路は日本では珍しいのではないでしょうか。 まず道路斜線による高…

チャールズ・ダーウィン『種の起源(上)(下)』八杉龍一訳、岩波書店1990 チャールズ・ロバート・ダーウィンを読んだ。 18世紀のひとの書いたものはほのぼのしており、それに対して19世紀のひとの書いたものは世知辛いという印象があって、ダーウィンは後…