薬物云々と書いていて、このご時世に業績のいいらしい業界として製薬業界を思い出しました。
まったくのうろ覚えなので不確かかもしれませんが、むかしワルター・ピッヒラーという建築家が不思議なヘルメットを考案し、頭をすっぽり覆うそのヘルメットを被ると知覚が変わるので、知覚の変容という点でこのヘルメットも建築だ、といったようなことを言っていたような気がします。私はもちろん使用したことはありませんが、シャブを打つと物事が細かいところまでクリアに見えたりするらしいですね。知覚の変容という論理でいくとシャブ打ちも建築ということになるかもしれません。

建築の空調装置はいまのところ温度調整が主な機能ですが、エアコンディショニングにはしかし、もっといろいろなことが可能かもと思っていたら、製薬会社はすでにさまざまな研究を始めているらしく、たとえば新型インフルエンザ流行時にはウィルス・スパイクを無効化する作用のあるClO2(二酸化塩素)などの薬品をエアコンディショニングに混入すると、かなり効果があるらしいです。すごいですね、ウィルス・シェルターの登場です。

製薬会社の皆さん、一緒に研究しませんかぁ(揉み手+擦り手)。