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このブログでもリンクを張らさせていただいている中野昌宏さんの研究室にお邪魔する。近くのフレンチでデジュネをいただいたあと、黒石いずみさんもお見えになり、与太話いろいろなお話をする。

ところで中野研究室がある青山学院大学の間島記念館は新古典主義の様式建築となっています。古典主義建築といっても実は印象はさまざまでドムスとか私的なものであれば概して華やかな感じで、制度的な施設であれば謹厳な感じのものもあります。これは様式操作だけでなく、外装(材)にもよっているでしょう。たとえば同じスタッコでもベージュのものと彩度をぐんと落としたものではやはり印象は変わってきます。またヨーロッパに多いライムストーンや大理石などの石灰岩を用いたものも華やかな感じがします。日本の古典主義建築は降雨量のせいか、石灰岩が使われることはあまりなく、花崗岩をはじめとした火成岩が使われることが多いようです。