旧竹田邸


あるパーティに参加させていただくため旧竹田邸へ行く。
この建築もそうだが設計者である片山東熊は、ネオルネサンスとかフレンチバロックと呼ばれる様式のものが多い。主室を挟んでアンテルーム(前室)とドローイングルーム(後室)をアンフィラード(enfilade/列状続き部屋)で繋ぐ形式もバロック的。
ヨーロッパの城館建築の模倣という点では、映画『華麗なるギャツビー』のロケ地として使用されたバンダービルト邸をはじめとした、ほぼ同じ時代のアメリカのスタンフォード・ホワイトによる一連のものがスケールと様式構成の点では、よくできていると言えなくもない。
インテリアデザインなどには、村野藤吾の改修が入っているのですね。こうした優美で華やかなデザインは、晩年の村野の真骨頂という気がします。
けっきょく何のパーティだったのかというとこちら村野藤吾研究会。


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