「渋谷の景観変遷をめぐる諸問題」という「渋谷学研究発表」を拝聴。
一つ目は遠藤潤氏による「近世から近代における渋谷川・古川流域の信仰史試論」という発表で、大雑把に述べさせていただくと、渋谷川流域の寺社配置の歴史的変遷を水との関係で見ていく、といった感じでしょうか。
もう一つの発表は青井哲人氏による「渋谷駅周辺の戦後史 1945-1970、建築家坂倉準三と東急」と題したもので、こちらも大雑把に述べさていただくと、戦後に粒子状に出現した渋谷駅周辺の焼跡闇市の生成と、それとほぼ同時進行した東京都による土地区画整理事業の相互関係、そして登場する東急・後藤慶太と後藤に連れられて出てくる坂倉準三とその建築について見ていく、といった感じでしょうか。