こちらの(間接)主催するこちらの企画にお邪魔する。平日昼間のフルタイムゆえ、平日昼間から飲酒するような後ろめたさ。普通のお勤め人はこないだろうと思っていたのですが、島田雅彦加藤紘一竹中平蔵のネームバリューを均等に配したゆえか、終始結構な入り。平日昼間のアルコールのような人たちがあるいは結構いたということなのか。
午前中は文学/文化、午後は外交/政治、経済/政治の、三つのパネルからなる。竹中平蔵氏の英語でのしゃべくりに初めてお目にかかる。日本語のときとまったく変わらないしゃべくり。
政治や経済の話は別として、朝一番はけっきょくドナルド・キーンの話から。文学が近代的なものとして、対外的には日本文学の基準点は「夏目漱石」でも「国木田独歩」でもなく「源氏物語」であり、この基準はキーンによって作られたという気がしてくる。また文化研究における”intercultural”な傾向はこんごますます強くなっていくのであろう。
島田雅彦様、別荘を造られるときはぜひとも一声おかけください(揉手擦手)