雑誌『A+U』臨時増刊号がBIMの特集をやっている。BIM(Building Information Modeling)は三次元CADの一つで、設計作業と設計情報を三次元仮想空間で一括管理するというもの。ページにはアメリカの組織事務所が並び、ゲンスラーの名前も見える。
ゲンスラーは日本の日建設計を抜いて世界最大級規模の設計/デザイン事務所になったのではなかったか。よく知られているところではDEAN&DELUCAのデザインがある。グローバリズムの権化のような先入観があったが、サイトを見ると意外とアメリカ国外では日本と中国とアラブ首長国連邦とイギリスにしか事務所がない。
ゲンスラー(や他のアメリカの組織事務所でもいいのかもしれないが)と比較すると、レム・コールハースが、「ビッグネス」と言いつつも随分と古典的な建築家に見える。